2026年3月初旬、緊迫する中東情勢を受けてマーケットが揺れています。特に年初に新NISAの成長投資枠・つみたて投資枠を使い切った「一括投資家」の皆さんは、スマホの証券口座アプリを開くのが怖い時間帯ですよね。
現在の状況を冷静に整理してみましょう。
目次
1. 市場の反応:意外な「底堅さ」
3月2日の米株式市場は、開始直後こそ大きく売られましたが、終わってみればS&P 500は+0.04%とわずかにプラスで引けました。
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エネルギー・軍需株が下支え: 石油価格の急騰(WTI原油が一時$80近くまで上昇)により、エクソンモービルなどのエネルギー株や、ロッキード・マーティンなどの防衛関連株が買われ、指数全体を支えました。
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「有事の金(ゴールド)」と「暗号資産」: 金価格が過去最高値圏($5,400付近)へ急騰する一方、ビットコインなども「リスク回避」の文脈で買われるという、2026年らしい動きを見せています。
2. 過去のデータが語る「有事の株価」
「戦争=暴落」と思いがちですが、歴史が教える真実は少し違います。
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短期的なショック、長期的な回復: 過去の地政学リスク(湾岸戦争やウクライナ侵攻など)でも、発生直後は下げますが、1ヶ月〜半年後には元の水準より上昇しているケースが非常に多いのが特徴です。
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今回の特殊性: ホルムズ海峡の封鎖懸念による「インフレ再燃」が一番の懸念点です。これが長引くと、FRB(連邦準備制度理事会)が利下げを渋る可能性があり、そこが株価の重石になるかもしれません。
3. ビビり投資家への「処方箋」
年初一括投資をした自分を責める必要はありません。むしろ、今やるべきことは**「何もしないこと」**です。
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NISAは「超長期」の武器: あなたが投資したのは、今日明日の戦争の勝敗ではなく、**「10年、20年後の米国の成長」**のはずです。
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一括投資の優位性: 統計的には、市場にいる時間が長いほどリターンは安定します。一時的な含み損は「長期リターンのための入場料」だと割り切りましょう。
結論:嵐の夜は、画面を閉じて寝るのが正解
「有事は買い」という格言もありますが、無理に買い増す必要もありません。ましてや、怖くなって今売ってしまうのが最悪のシナリオです。
新NISAという非課税の恩恵を最大限に受けるには、この嵐を「無表情」でやり過ごす忍耐力が必要です。あなたはすでに投資を済ませた、勝者の列に並んでいます。
「投資で最も重要な筋肉は、脳みそではなく、胃袋(耐える力)である」
この言葉を胸に、明日の朝は株価チェックではなく、美味しいコーヒーでも淹れてゆっくり過ごしませんか?
【視点変更】1日の下げに一喜一憂している自分へ。このチャートを見て落ち着こう
今、私たちのスマホに映っているのは、きっと数時間、数日の「急降下」を示す赤いグラフでしょう。でも、ちょっとカメラを引き(ズームアウトし)て、過去1年〜5年のS&P 500を眺めてみてください。
1. S&P 500:5年間の長期推移(イメージ)
コロナショック、利上げショック、ロシア・ウクライナ侵攻……。 これまでも「もう終わりだ」と言われた夜は何度もありました。
2022年の下落: 「インフレで世界が終わる」と言われた
2023年の停滞: 「景気後退で株は死ぬ」と言われた
2024年〜2025年の高騰: 気づけば史上最高値を更新していた
これを見ると、今の米イラン衝突による「小さな窪み」が、右肩上がりの巨大な山脈の中にある**「ほんの小さな段差」**に過ぎないことがわかります。
📌この記事は 「為替・株」 シリーズの一つです。 円高・円安、米国株、インデックス投資など、日々の相場変動から気づいたことをまとめています。 ビビり投資家目線で、無理をしない投資判断や、相場の動きに振り回されない考え方をテーマにしています。
