「iDeCoは実質利回り42%!」
最近こんな広告や紹介記事を見かけて、
「いやいや、そんなうまい話ある?」
と、反射的に身構えたビビり投資家です。
正直、
- 年利42%
- 確実に増える
- 節税最強
とか並ぶと、
👉 一瞬“投資詐欺”の匂いすら感じるんですよね(笑)

でも結論から言うと、
👉 この「42%」という数字自体は、完全な嘘ではありません。
ただし、
👉 普通の「資産運用の利回り」とは全く別モノ
です。
◆ iDeCoの42%の正体
まず超重要。
この数字は、
👉 「投資信託が42%増えた」
という意味ではありません。
本当の正体はこれ👇
「節税効果を“利回りっぽく”表現している」
これです。
◆ iDeCo最大の武器は「所得控除」
iDeCo最大のメリットは、
👉 掛け金が全額所得控除
になること。
つまり、
毎月積み立てた金額分、
- 所得税
- 住民税
が安くなります。
◆ 例えばこんなケース
✔ 高所得者の例
仮に、
- 所得税率:30%
- 住民税率:10%
の人がいたとします。
この人が、
毎月23,000円
(年間276,000円)
をiDeCoに入れると…
◆ どれくらい節税される?
計算はシンプル。
つまり、
👉 年間11万400円も税金が軽くなる
これを見た瞬間、
ビビり投資家の脳内では、
「えっ…もう勝ってるじゃん…」
となります。
◆ なぜ「42%利回り」と呼ばれるのか
ここが“マジック”部分。
節税額を、
「投資による利益っぽく」
見せるんですね。
計算イメージ👇
つまり、
👉 投資額に対して40%分得している
という考え方。
さらに、
- 所得税33%
- 住民税10%
レベルの高所得層だと、
👉 43%近くになる
これが、
「iDeCo利回り42%!」
の正体です。
◆ でも、ここが超重要
✔ “投資で増えた”わけじゃない
これ勘違いしやすい。
iDeCo口座の中で、
- S&P500
- オルカン
- NASDAQ100
が42%増えたわけじゃない。
実際は、
👉 「払うはずの税金が減った」
だけ。
つまり、
✔ お金が降ってきたわけではなく
✔ 国に払う予定だったお金が減った
という話。
◆ それでもiDeCoが強い理由
ここなんですよね。
投資って普通、
- 上がるか分からない
- 暴落もある
- 含み損もある
でもiDeCoの節税だけは、
👉 “始めた瞬間ほぼ確定”
なんです。
つまり、
「市場が暴落しても、節税効果は消えない」
これが異常に強い。
◆ ただし、全員42%ではない
ここも注意。
✔ 年収によって全然違う
例えば、
- 所得税5%
- 住民税10%
なら、
👉 節税効果は15%程度
でも逆に言えば、
👉 15%でも普通に異常
なんですよね。
今どき、
「確定で15%得します」
なんて金融商品、
ほぼ存在しません。
◆ 盲点①:60歳まで引き出せない
ここ、かなり重要。
iDeCoは、
👉 原則60歳までロック
されます。
つまり、
- 生活防衛費
- 教育費
- 緊急資金
まで突っ込むと危険。
◆ 盲点②:出口で課税される
これも忘れがち。
iDeCoは、
✔ 入れる時 → 節税
✔ 運用中 → 非課税
ここまでは超優秀。
でも、
60歳以降に受け取る時、
- 退職所得
- 年金所得
として課税される場合があります。
◆ つまりiDeCoは…
👉 「完全無税」ではなく、
👉 「税金を未来に繰り延べる制度」
でもある。
◆ ビビり投資家的にはどう使う?
ここ大事。
✔ iDeCoは“攻め”というより“守り”
なんですよね。
特に、
- 高所得者
- 会社員
- 税率高め
の人には、
👉 ほぼ最強レベルの制度
逆に、
- 収入低め
- 流動性重視
- 60歳まで拘束キツい
なら、
NISA優先の方が合う場合もあります。
◆ NISAとiDeCo、どっちが強い?
これよく聞かれます。
✔ NISA
- いつでも売れる
- 自由度高い
- 非課税
✔ iDeCo
- 節税が超強い
- でも60歳まで拘束
つまり、
👉 「自由」を取るか
👉 「節税」を取るか
の戦い。
◆ 最後に
iDeCoの「利回り42%」は、
確かにちょっと広告っぽい表現です。
でも本質は、
「税金という確定マイナスを減らせる」
ということ。
投資って、
未来は読めません。
- AIバブル
- 金利
- トランプ
- 円安
全部読めない。
でも、
👉 “節税された事実”だけは消えない。
だからビビり投資家的には、
「暴騰を狙う制度」ではなく
「国から静かにお金を取り返す制度」
くらいで考えるのが、ちょうどいいのかもしれません